UFOCaptureV2 Help 2.セットアップ
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		2.3 用途別基本設定と処理の流れ
		UFOCaptureの使用に当たっては、はじめに以下の手順で設定を行って動作確認して下さい。
		最低限(2)(3)(4)を確認して下さい。
		(1)プリセットファイルのロード
		
			- UFOCaptureは初回起動時、解像度 640x480 フレームレート 29.97 fps で日中の標準的なキャプチャができるように設定されています。この設定で良い場合にはプリセットファイルのロードは必要ありません。
			
 - 初回起動時のデフォルト値の他に、以下の設定値が参考設定値として添付されています。
			
				
					| 設定値ファイル名 | 
					ビデオ形式 | 
					fps | 
					入力解像度 | 
					用途 | 
					備考 | 
				
				
					| NH320x240D.ufi | 
					NTSC | 
					15 | 
					320x240 | 
					一般 | 
					最小負荷設定 | 
				
				
					| NF320x240D.ufi | 
					29.97 | 
					日中用低解像度 | 
				
				
					| NF360x240D.ufi | 
					360x240 | 
					日中用低解像度IEEE1394(DV)入力用 | 
				
				
					| NF640x480D.ufi | 
					640x480 | 
					日中用高解像度(=初期値) | 
				
				
					| NF640x480N.ufi | 
					夜空 | 
					夜空観測用 | 
				
				
					| NF720x480D.ufi | 
					720x480 | 
					一般 | 
					日中用高解像度IEEE1395(DV)入力用 | 
				
				
					| NF720x480N.ufi | 
					夜空 | 
					夜空観測IEEE1395(DV)入力用 | 
				
				
					| PH320x240D.ufi | 
					PAL | 
					12.5 | 
					320x240 | 
					一般 | 
					PAL用最小負荷設定 | 
				
				
					| PF640x480N.ufi | 
					25 | 
					640x480 | 
					夜空 | 
					PAL夜間高解像度設定 | 
				
				
					| PF720x576N.ufi | 
					25 | 
					720x576 | 
					夜空 | 
					PAL夜間高解像度IEEE1394(DV)入力 用 | 
				
			
		 
		
			- プリセットファイルは一連の設定値を1つのファイルにまとめて保存したもので、 Operationタブ内の Read Settingsボタンを押し、読み込みファイル名を指定すことにより読み込むことができます。目的に最も近いプリセットファイルを読み込んで下さい。
			
 - 読み込んだ時点ですべての設定は変更されます。設定は以後自由に変更することができます。変更した内容は毎回のUFOCapture終了時に Settings.ufi という固定名称のファイルに格納され、次回の起動時に読み込まれ、設定値を引継ぎます(プリセットファイルそのものは明示的にセーブしない限り変更されません)。尚、パスワードなどの重要情報は暗号化されており、Serial IDが同一でない場合には読み込むことができません。Settings.ufiファイルを削除するとすべての設定値は初回起動時の値に戻ります。
		
 
		(2)DBディレクトリの指定
		
		(3)キャプチャデバイスの指定
		
			- システムにキャプチャデバイスが1つしかない場合には自動的にキャプチャデバイスが選択されますが、複数のキャプチャデバイスがインストールされている場合や、プリセットファイルをロードした場合にはキャプチャデバイスを指定する必要があります。キャプチャデバイスの指定を参考にして設定してください。
			
 - キャプチャデバイスの電源が切れていたり、コネクタが外れている場合にはデバイスが検出されません。 UFOCaptureの起動前に利用可能状態にしておいて下さい。
		
 
		(4)入力テストと入力ピン指定
		
		(5)領域マスク設定
		
			- 視野全面を動体監視する場合には領域マスクの設定は不要です。領域マスクファイル名に"DA-ALL.bmp"が表示されていることを確認して下さい。
			
 - 視野に樹木など風に揺れる対象や、不安定で不要な領域がある場合には感度調整の前に領域マスクを設定してこれらの影響を排除しておく必要があります。領域マスクエディタを使用して領域マスクを作成して下さい。
		
 
		(6)感度調整
		
			- 各種閾値の最適設定は監視対象、状況、カメラなどの機材によって大きく異なります。感度を高く設定し過ぎると連続キャプチャになってしまうので、これだけは避けなければいけません。
			
 - 主な感度調整はDetect LevとDetect Sizeの2つの閾値で設定します。
			
				- Detect Levの調整
				
					- Detect LevはDetect Level Noise Tracking をオンに設定し自動調整するように設定し、 Noise Tracking のパラメータで調整することを推奨します。
					
 - 連続キャプチャを避けるためには、目的の状況のプレビュー状態で、Inputタブの MinL-N を調整して目的の動体が視野に無い場合にDetect Levが視野内のノイズを上回るように設定するのが簡単です。
					
 - 日中の場合には明度の差が大きいので、MinL-N は 10〜30程度に大きく設定して問題ありません。
					
 - 夜間に僅かな発光現象を捕らえる目的の場合は MinL-N  は 3〜10程度と低く設定する必要があります。
				
 
				 - Detect Sizeの調整
				
					- 日中、大きな対象の動きを効率的に捉えるためには最初は100 程度に設定して様子を見てください。場合によっては1000〜10000程度に設定することが有効な場合があります。
					
 - 夜間、小さな発光を捉えるためには3〜8程度と低く設定する必要があります。ノイズによって頻繁にキャプチャが発生してしまう場合にはDetet Sizeをむやみに上げず、 Detect Levまたは Noise Tracking のパラメータで調整して下さい。
				
 
			 
		 
		
		以上で基本的な設定は終了です。LiveタブのDetectボタンを押すと動体監視が開始されます。
		UFOCaptureには各種のオプションがあります。次節以降を参照して目的の設定をして下さい。
		設定によってはパソコンの処理能力を上回り停止してしまう場合や各種の不都合が発生する場合があります。一度に多量の設定変更をせず、動作確認しながら順次設定を進めてください。
		
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