UFOCaptureV2 Help

UFOCaptureV2 Help 2.セットアップ

2.1必要機材

UFOCaptureの動作には以下が必要です。

入力デバイス
- 接続形態に応じて以下のいずれかの機器とその接続ケーブルが必要です。
- アナログ接続
  - ビデオキャプチャハードウェアとビデオ機器が必要です。
  - ビデオキャプチャハードウェアとしては DirectX標準の非圧縮ビデオキャプチャインタフェースをもつものであれば、その殆どが利用できます。Windows Movie Maker などの汎用ソフトが利用できる機器を選択してください。一般にソフトウェアエンコーダを使用する機種がお薦めです。ハードウェアエンコーダを内蔵する機種は動作しないものが多いです。
  - ビデオキャプチャハードウェアとしては以下のいずれかの機器が使用できます。
    - PCI ビデオキャプチャ/チューナカード -> 動作確認機種
      - 最も負荷が軽く汎用性が高い製品が多く販売されており推奨できます。
    - USB2.0ビデオキャプチャ機器 -> 動作確認機種
      - ノートパソコン等で利用できます。
    - IEEE1394ビデオキャプチャ機器 -> 動作確認機種
      - 使用上の注意を参照してください。
  - ビデオカメラなどのビデオ機器
    - 以下のいずれかのビデオ機器が必要です。
      - C/CSマウントビデオカメラおよびレンズ
        
        各種高性能製品が市販されています -> 推奨機種
      - ポータブルビデオレコーダ
        
        アナログ出力を使用することによりズームレンズ付きカラーカメラとして利用します。
      - ビデオレコーダ
        
        保存されている映像からの再キャプチャをすることができます。
      - ビデオ出力端子付きデジタルカメラ
        
        簡易ビデオソースとして実験用に利用できます。
        オートパワーオフ機能が無効にできない機種は長時間使用はできません。
    - ビデオケーブルは10m程度までは問題なく延長できます。
    - 通常コンポジット信号を使用しますが、キャプチャ機器にS端子があればカラーカメラではS端子(Y/C分離信号)を利用することもできます。
    - FMトランスミッタ等を利用して無線で映像を伝達することもできます。
    - オーディオ信号は不要な場合には接続しなくて構いません。
- USB直結ウェブカム ->動作確認機種
  - キャプチャ機器が不要で手軽に映像およびオーディオ入力機器として利用できます。
  - USBケーブルは通常延長できません。(リピーターケーブルの使用は不安定なので推奨できません。)
- IEEE1394(DV)直結ビデオ機器
  - パソコンのIEEE1394入力端子を用いてIEEE1394(DV)接続機器を直接接続します。
  - 殆どのDVカムレコーダ等が利用できます。
  - IEEE1394の利用に当たっては以下の注意が必要です。
    - IEEE1394映像信号デコードのため負荷がやや大きくなります。
    - 入力信号の画素の縦横比が1:1でない場合があります(720x480など)。
    - Resize指定により、保存映像の画素縦横比を1:1に変換することができます。この場合にはさらに負荷が増加します。
    - パソコンにIEEE1394端子がない場合にはIEEE1394インタフェースを増設して利用することができます。
    - 独自のドライバを使用するIEEE1394インタフェースには動作しないものがあります。 Windows標準ドライバを利用する機器をご使用ください。
    - IEEE1394ケーブルの延長はできません。

パソコン

以下のスペックの比較的高性能な機種が必要です。十分余裕をもった高性能機種を使用してください。
- OS: Windows Xp, Windows 2000
- メモリ: 256MB以上( 512MB以上を推奨します)。
- HDD: WMV録画の場合10GBの空きスペース、AVI録画の場合 40GB以上の空き領域が必要です。
- ディスプレイ: 解像度 - 1024x768以上 (1280x1024以上を推奨), カラーモード - 32ビット(推奨)
- CPU : 入力解像度により全機能を使用するためには以下のCPU性能が必要です。
  - 640*480 30fps -> Pentium4 2.4GHz または PentiumM 1.8GHz以上
  - 320*240 15fps -> Pentium3 1GHz 以上
  - 各種設定により必要な処理能力は大きく変化します。
    - AVI録画はWMV録画の半分程度の処理能力しか必要としません。
    - シンチレーションマスクなどの夜用設定では負荷が増加します。
    - IEEE1394やUSB2.0接続では負荷が増加することがあります。
  - 処理能力が不足する場合、正常な録画ができなくなったり、システムが不安定になり停止することがあります。HTテクノロジやデュアルコアCPUなど余裕のあるデスクトップパソコンを推奨します。AVI録画は情報量が膨大なため、ノートパソコンや外付けハードディスク等では転送能力が不足する場合があります。

参考までにアナログ入力時の解像度別のCPU負荷の実測値を以下に示します(システム構成により差が出る場合があります)。

解像度	フレームレート (FPS)	夜用設定 (シンチレーションマスクなど)	コーデック	CPU負荷 (×は使用不可)
				PentiumⅢ	PentiumⅣ	PentiumⅣ	PentiumM
				1GHz	2.53GHz	3.2GHz(HT)	2GHz
320x240	15	OFF	AVI	15%	5%	5%	25%
	15	OFF	WMV	45%	25%	15%	30%
	29.97	OFF	AVI	25%	10%	15%	25%
	29.97	OFF	WMV	75%	40%	25%	50%
640x480	29.97	OFF	AVI	85%	35%	25%	35%
		OFF	WMV	×	85%	60%	80%
		ON	AVI	×	60%	30%	65%
		ON	WMV	×	95%	65%	100%
720x480	29.97	ON	AVI	×	95%	50%	85%
720x480	29.97	ON	WMV	×	×	95%	×
720x576	25(PAL)	ON	AVI	×	×	45%	90%

ソフトウェア
- パソコン上に以下のソフトウェアが正常にインストールされている必要があります。
  - DirectX 9.0b以降
    - ビデオ処理をするためのWindows付属の環境。標準でインストールされている場合もあります。マイクロソフト社のサイトからダウンロードできます。
  - Windows Media Player 9以降
    - WMVファイル再生の標準プレーヤー。マイクロソフト社のサイトからダウンロードできます。
  - ビデオキャプチャボードのドライバ
    - ビデオキャプチャボードの製品添付のドライバ。

事前に以下のソフトを利用して、録画テストをすることをお薦めします。
- ビデオキャプチャ機器付属のキャプチャアプリケーション
  - インストールして事前にハードウエアおよびドライバが正常に動作するか確認することができます
- Windows Movie Maker2以降
  - DirectXを利用する汎用のビデオキャプチャ/編集ソフトウエアです。マイクロソフト社のサイトからダウンロードできます。ビデオキャプチャ機器が標準のDirectXインタフェースを使用していることを確認することができます。
  - 本ソフトで録画できない場合、UFOCaptureでも録画できません。
  - 本ソフトはUFOCaptureで記録したAVIファイルをWMV形式に再圧縮したり、編集することに利用できます。

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